みなさん、こんにちは。
東京ベイホテル東急のオフィシャルブログ、「舞浜日和」のMです。
いやー五月晴れとはまさに今の舞浜の天気を指すのでは。
とゆーくらい、青空が広がっております。
日なたに出れば、ぽかぽかというよりじりじりと照りつける太陽の暑さと、
日かげをそよぐ気持ちいい爽やかな風と。
そういえばご存知ですか?
今、レストランでは「食のAOC宣言」と題し、
さまざまな旬の野菜をテーマとしたメニューを展開しています。
どのレストランもさまざまな食のこだわりを追求しているのですが、
その中で私がちょっと気になった食材が、これ。
「金針菜(きんしんさい)」。

ユリ科の植物「ヤブカンゾウ」のつぼみ。
昔中国から入ってきて、そのまま日本に根付き、野生化しているそうです。
そういえば、山登りした時に見かけてるかも?

こんな風に八重のとてもきれいな花を咲かせるヤブカンゾウは、
葉にも根にも生薬としての効能があり、かつ食べてもおいしい。
葉っぱは軽くゆでておひたしや和え物に。
イライラした気分を鎮めたり、不眠症に効果があるとか。
つぼみはお肉と一緒に塩味で炒めたり、スープの具にしたり。
しゃきしゃきとアスパラにも似た食感で、
その中には鉄分を多く含み、むくみや熱を取る作用もあるとか。
乾燥させて保存食としておくことも可能。
根っこは乾燥させて煎じると利尿効果のある生薬に。
どこをとってもいいとこばかり。
目に美しく、
食べて美味しく、
そして身体に良い。
まるで、
「かわいくて性格もよく、勉強もトップでスポーツ万能、学級委員をつとめ誰からも好かれる」
どこの学校でもクラスにひとりはいる、マドンナのような植物じゃありませんか(笑)
でも、そんな優等生のヤブカンゾウにも注意点が。
生のまま食すると、中毒を起こす可能性があるそうですので、
必ず火を通して食べるようにとのことです。
「きれいな花にはとげがある?」
くれぐれも山登り等で見かけたからといって
生でかじるようなことはないようにお願い致しますm(__)m
万葉集にもこのヤブカンゾウは歌われています。
中国では嫌なことを忘れさせてくれる草花として、亡憂草という
別名が付いています。花が一晩で終わってしまうというはかなさから、
その名が付いたとも言われています。
そのせいか、忘れられない苦しさを秘めた歌によく登場しています。
「忘れ草 我が下紐に 付けたれど しこのしこ草 言にしありけり」大伴家持
~あなたを忘れようと思って、着物の下紐に忘れ草を付けてみたけれど、
忘れるどころか思いは募るばかりです・・・~
「萓草 わが紐に付く香具山の 故りにし里を忘れぬがため」大伴旅人
~この花を着物のひもにつけておこう。懐かしいわが里、
今は亡き美しい妻の思い出を忘れる為に・・・~
ああ、忘れたいのに忘れられない、切ない気持ち。
でも本当は忘れたくない・・・そんな思いを断ち切るために、
昔の人はこの「忘れ草」カンゾウに、思いを込めたのでしょうか。
私にも、消し去りたい&忘れたい過去ならたくさん(爆)ありますが、
それもまた人生の記録のうちのひとつ。
忘れ草を見るたびに思い出すのもまた一興かと。
あなたはどうですか?
そんな金針菜を使ったメニューが中国料理「孔雀庁」に登場!

金針菜の炒めもの(2~3人前) ¥2,000
単品でご用意しておりますので、ぜひこのブログを思い出しながら、
ご賞味いただければと思います♪
